護摩祈祷とは
ごまきとう
護摩祈祷とは
護摩祈祷とは、皆様の祈りを書いた護摩木を燃え盛る炎の中に焚べて、ご本尊の仏様に祈りの成就を願う仏教の儀式です。
仏教の智慧を表す護摩の炎によって、迷いの心を焼き尽くし心を清らかにして、皆様の祈りの成就のほか、除災招福、開運厄除、万民の安泰、地球の調和などの成就を願います。
護摩祈祷とは
ご本尊とは、あらゆるもののうちに存在する仏性、私たちの意識を超えた超意識の領域のことです。
一人一人がご本尊そのものと同等の存在として祈りを捧げます。
仏像としてのご本尊は私たちの本質をシンボルとして表した姿です。
ご本尊とは
護摩木とは、仏様へのお供えとして護摩祈祷で使用する特別な薪で、一本一本「お名前」と「祈りの内容」を皆様ご自身の手で書かれたものをご本尊にご奉納いただきます。
護摩木とは
祈りとは
祈りは「意宣り」「意乗り」を表し、「意を宣言する」「意を乗せる」という意味があります。
密教の教えでは、我々は「言葉」「身体」「心」の3つの働きで成り立っており、
これを「三業」といい、同様に仏のことを「口密」「身密」「意密」で「三密」といいます。
「意を宣言した= 私 = 仏」となり、祈りの内容そのものが自分自身を創り上げていきます。
祈りには「願う・尋ねる・感謝・誓願(コミット)」の4つに区分されます。
護摩木の書き方
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お願い事
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今、自分が欲していること、望んでいることを書きます。
頭の中で思いつくことを言葉にしていきましょう。
自分の願いに気づく段階です。
例)
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病気が良くなりますように
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〇〇大学合格祈願
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良縁成就
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目的を
尋ねる
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自分の願いを出したら、なぜそれを欲するのか、その願いの目的をお腹の仏様に尋ねてください。
自分の内側と向かい合って自分の本音を知り、具体的に書きましょう。
自分の本音を聞く段階です。
例)
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元気に笑顔でみんなと過ごせますように
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自分の本当にやりたいことが見つかりますように
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良い人と出会い、幸せな人間関係を築けますように
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すべてに
感謝する
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すべて与えられていることを前提に、感謝の状態を具体的に未来完了計の言葉で書いていきます。
プラスもマイナスも両方受け入れて、感謝の言葉を書くことととても大きな力になります。
感謝と喜びの段階です。
例)
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家族みんなと元気に笑顔で過ごせてありがとうございます
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私の本当にしたい仕事で必ず見つかります。ありがとうございます
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いつも良いご縁に恵まれてありがとうございます
コミット/誓願は最も次元の高い祈りです。
自らのあり方を宣言することによって、志の言葉が言霊となって自分自身をその通りの人格に創り上げていきます。
お腹から湧いてくる言葉で、力みなく自然体で自分らしい事実の言葉が降りてきます。
責任と覚悟の段階です。
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コミットする
・誓願
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例)
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私はみんなに元気と笑顔で喜びを与える人である!
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私は仕事を通して世界に愛を拡げる愛の奉仕者である!
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私は出会う人すべてを幸せにする菩薩である!
※ 護摩木に、願い事を書いてその下にお名前と年齢を書きます
※ 四字熟語でも構いませんが、自分の言葉で書くことがベストです
※ 年齢は書いても書かなくてもOKです